2010.08.19 のニュース
原油価格下落続く ガソリン市況は維持 -猛暑で増販、増益の見込み-
原油価格は、WTIで80ドル/バーレルを割り、75ドル台に下落、中東物は72ドル台へと値下がりしている。東工取の先物市場も、ガソリンは51円/L、灯油が50円へと値下がりしており、末端市況への影響が心配されてきた。今のところ、ガソリンは8月商戦の後半に入っているが、末端市況は維持されている。通常は、WTIなどの原油が値下がりすると、先物が先行して値下がりするが、業転市況が値下がりすると、末端市況も値下がりする。猛暑が続き、ガソリン販売は好調であるため、街道沿いのSSは増販、増益となっており、このまま市況を維持するものとみられる。しかし、原油価格がさらに下落すると、末端市況への影響が出てくるのではないかと心配される。