2012.07.24 のニュース
WTI続伸92.66ドル シリア内戦激化で供給逼迫懸念
19日のWTI8月限は前日の89.87ドル/バーレルより続伸し、終値は2.79ドル値上がりの92.79ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、9月限が92.97ドル、10月限が93.23ドル、11月限が93.50ドル、12月限が93.83ドル、1月限が94.15ドル、2月限が94.37ドルで取引を終えた。
中東情勢か緊迫しており、中東産原油の供給が滞るとの不安が一斉に広まったことから、買いが優勢となり、一時92.94ドルと、5月22日以来約2ヵ月ぶりの高値をつけた。また、7日連続の上昇は2月下旬以来、約5ヵ月ぶりのこと。
現在、シリアでアサド政権と反体制派による攻防が激化しており、内戦が広範囲に拡大すれば中東産原油の生産や供給に悪影響を及ぼすとの懸念が相場を支配した。
さらに、ブルガリアの空港でイスラエル人観光客らが乗ったバスが爆発され、イスラエル首相が「イランのテロだ」だと非難したことも、原油相場を押し上げる大きな要因となった。