2012.08.14 のニュース
WTI反発93.36ドル 景気懸念緩和とユーロ安の押し引き
9日のWTI9月限は前日の93.35ドル/バーレルより小幅に反発し、終値は0.01ドル値上がりの93.36ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、10月限が93.63ドル、11月限が93.94ドル、12月限が94.35ドル、1月限が94.84ドル、2月限が95.22ドル、3月限が95.43ドルで取引を終えた。週間の新規大業保険申請先行き懸念が和らぎ、原油の買いが先行した。ただ3ヵ月ぶりの高値圏となっているため、利益確定売りが出やすく、上値は抑えられた。
また、中国の7月消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化したことで、中国人中国景気を下支えすれば、原油需要の押し上げになるとの観測も買いを誘発した。
一方、外国為替市場でドルがユーロに対して上昇し、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、売りも出た。