2012.08.31 のニュース
WTI反発96.33ドル アイザック勢力強め、需給逼迫懸念
28日のWTI10月限は前日の95.47ドル/バーレルより反発し、終値は0.86ドル値上がりの96.33ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、11月限が96.63ドル、12月限が96.96ドル、1月限が97.37ドル、2月限が97.67ドル、3月限が97.82ドル、4月限が97.78ドルで取引を終えた。
前日の観測とは異なり、「アイザック」はさらに勢力を強め、28日には熱帯低気圧からハリケーンとなった。
メキシコ湾岸地域では、米石油の約25%、そのほか天然ガスを7%生産している。石油精製施設も集中しており、地域全体の精製能力は780万バーレル/日、全米の45%を占めている。
そのため、「アイザック」がメキシコ湾岸の石油生産に悪影響を及ぼし、需給が逼迫するとの懸念が一斉に広まり買いが優勢となった。
また、外国為替市場でドルがユーロに対して下落したため、ドル建てで取引さな原油に割安感が生じ、買いを誘う面もあった。