2012.11.01 のニュース
WTI反落85.54ドル ハリケーン被害による景気への懸念
29日のWTI12月限は前週末の86.28ドル/バーレルより反落し、終値は0.74ドル値下がりの85.54ドルに収まった。
WTIの先物相場は、1月限が86.05ドル、2月限が86.59ドル、3月限が87.13ドル、4月限が87.59ドル、5月限が87.99ドル、6月限が88.29ドルで取引を終えた。
ハリケーン「サンディ」の接近によって東海岸の石油精製施設が操業停止となれば、原油需要が一時的に減少するとの憶測により売りが先行した。
また、今度ハリケーンの被害が拡大すれば、中長期的経済に悪影響を及ぼす可能性があるとの懸念も絡んで原油の売りが膨らんだ。
さらに、外国為替市場でドルがユーロに対して上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、これも売りの材料となった。
その結果、一時84.66ドルまで下落し、7月12日以来約3ヵ月半ぶりの安値を付けたが、後半少し戻した。