2012.12.04 のニュース
WTI反発88.07ドル 財政の崖の回避を期待で買い
29日のWTI1月限は前日の86.49ドル/バーレルより反発し、終値は1.58ドル値上がりの88.07ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、2月限が88.69ドル、3月限が89.29ドル、4月限が89.84ドル、5月限が90.27ドル、6月限が90.59ドル、7月限が90.81ドルで取引を終えた。
オバマ大統領が前日の演説で、「財政の崖」回避について楽観的な見解を示し、議会指導者などからも前向きな発言が相次いだ。
これを受けて、景気が後退局面に陥るとの懸念が一掃され、原油儒要が増加するとの思惑が広まった。
また、投資家が運用リスクを回避する姿勢を弱め、値動きの大きい原油に買いを入れた。
さらに、外国為替市場でドルがユーロに対して下落したため、ドル建てで取引される原油に割安感が生じ、買いが優勢となった。