2010.09.14 のニュース
中東産75ドル台WTI超え NYMEXは反落74.25ドル
9日の中東産原油11月限は1ドル以内の小幅な値上がりとなったものの75ドルを突破し、WTIを久しぶりに上回る高値となった。
一方、NYMEX・WTI10月限は、反落して74.25ドル/バーレルとなった。前日より0.42ドルの値下がりとなっている。前週末3日からの4営業日は、1ドル以内の小幅な変動で74ドル台を上下している。
原油相場の前半は、朝方に発表された米国の経済指標(新規失業保険申請件数、貿易赤字)を好感し、買いが優勢の展開となった。
しかし、米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫統計で原油在庫が減少したものの、前日の米石油協会(API)で大幅な取り崩しが発表されていたことから、市場の大幅な在庫減期待に水を差すことになり、上伸の勢いは後退した。
さらに、ドルの対ユーロ相場の上伸にも圧迫されて、結果的には小幅な値下がりとなった。
なお、プレントの10月限も1ドル以内の小幅な値上がりとなったものの78ドル台となり、WTIを大幅に上回っている。