2013.03.18 のニュース
ガソリン 先物、業転も安定末端は弱含みも値崩れせず
東京商品取引所の先物市場は、原油が63円/㍑、ガソリンが78円、灯油が73円で推移している。原油とガソリンとの価格差は15円、灯油とは10円。
これは、ガソリンが値上がり、灯油が値下がりしたことによって、ガソリン高の体系となっているが、油種間の価格差は安定している。
一方、業転市況も安定的に推移しており、ガソリンはバージ(海上)高のローリー(陸上)安となっている。
これから、ガソリンは夏場に向けて値上がりするものとみられるが、原油価格、為替の値動きなどに連動するため、常に流動的である。
ただ、このところの原油価格は安定しており、為替は円安に転じているものの大きく変動していないことは望ましいことである。
実際、景気が回復し、株価の上昇、円安・デフレからの脱却により、石油製品の販売数量が増加となれぼ石油業界にとって上出来であるが、ただ、現在、石油製品の販売増が見込めないため、販売業者はマージン確保を優先するしか方策はないようである。