日刊ニュース

2013.07.01 のニュース

JXエネ 4月~6月 HSC重油決着 3000円上げ 7万0550円へ~原油下落も円安コスト増を反映~

JX日鉱日石エネルギーは27日、大手需要家との交渉の結果、平成25年度4月~6月のHSC重油価格が前期比3000円値上がりの7万0550円/キロリットルで決着したと発表した。3000円の大幅値上がり要因は、為替が98.03銭/ドルと前期と比べて9円22銭の円安、原油CIFが106.817ドル/バーレルと前期と比べて6.743ドルの値下がり、これらを相殺すると、円安によるコスト増が大きく値上がりとなった。HSC重油の価格フォーミュラをみると、円レートが6500円のプラス、生産品CIFが3100円のマイナス、ボンドバンカーが300円のマイナス、備防費他が50円のプラス、金利等が250円のマイナス、合成比率変更が100円のプラス、これらを相殺すると、3000円の値上がりとなる。なお、今回より、合成比率が74%から75%に、ボンドバンカーが26%から25%に変更となった。
 HSC重油価格4月~6月は7万0550円/キロリットルの決着となった。前期比で3000円の値上がり。
 HSC重油価格は、24年10月~12月が6万1400円/キロリットル、25年1月~3月が6万7550(前期比6150円上げ)、今期が7万0550円(3000円上げ)で推移している。
 円レートは、24年10月~12月が79.48円/ドル、25年1月~3月が88.81円(前期比9.33円上げ)、今期が98.03円(9.22円上げ)で推移している。
 原油CIF価格は24年10月~12月が113.484ドル/バーレル、25年1月~3月が113.560ドル(前期比0.076ドル上げ)、今期が106.817ドル(6.743ドル下げ)で推移している。
 ボンドバンカー価格は、24年10月~12月が699.01ドル/MT、25年1月~3月が676.20ドル(前期比22.81ドル下げ)、今期が664.03ドル(12.17ドル下げ)で推移している。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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