2014.01.10 のニュース
WTI小反発93.67ドル 値ごろ感で6日ぶり値上がり
7日のNYMEXの原油先物相場は、堅調な米株価や不安定な中東・北アフリカ情勢などを背景に6営業日ぶりに反発した。WTIの中心限月2月物は前日終値比0.24ドル高の93.67ドルで終了した。3月物は0.26ドル高の93.84ドルで引けた。
原油相場は朝方から、米株式相場の上伸を受けて強含みで推移した。また、リビアやイラクで軍事トラブルが発生したことで原油の買いを誘った。
それに加えて、米中西部や北東部が6日から7日にかけて、厳しい寒波に見舞われたことを背景に製油所の操業が影響を受けるとの見方からガソリン相場が上伸し、原油相場はこれにつれ高となった。
ただ、外為市場はドル高・ユーロ安基調で推移しているため、ドル建ての原油相場は相対的な割高感から圧迫され、上値は重かった。