2014.01.31 のニュース
JXエネ 2月原油処理 557万kl、5%減 計画比38万kl減産~1月販売、ガソリン1%、灯油6%の各減~
JX日鉱日石エネルギーの2月原油処理計画は、557万キロリットルで前年比5%減とする。稼働率は89%となり、需要減に対応している。製品輸出は40万キロリットルで23万キロリットルの増を見込んでいる。1月の原油処理は561万キロリットルとなり、当初計画の599万キロリットルに比べ38万キロリットルの減となった。暖冬による影響で灯油を中心に販売減となったため、当初計画から減産で対応した。輸出は73万キロリットルで前年比56万キロリットルの大幅増となっている。なお、1月の販売見込みは、ガソリンが434万キロリットルで前年と比べると99%、灯油が309万キロリットルで94%、軽油が265万キロリットルで104%、A重油が143万キロリットルで97%、電力用C重油が156万キロリットルで93%、一般C重油が66万キロリットルで90%となっている。
JX日鉱日石エネルギーの1月の石油製品の月間平均仕切価格は、4油種全国平均で前月比1.0円/リットルの値上げとなる見込み。
油種別にみると、ガソリンが2.1円の値上げ、灯油が0.2円の値下げ、軽油が0.5円の値上げ、A重油が1.2円の値上げ。
仕切価格は、毎週金曜日までの市況動向を総合的に勘案のうえ土曜日に改定している。油種別の月間平均改定幅は、週次改定幅を日数加重平均して算出している。4油種平均は、油種別月間平均を出荷見込数量で加重平均して算出している。
2月の月次コスト変化は、前月の原油価格等に基づき、前月比0.5円/リットルの値下がりとなる。
コスト変化理由は、中東のドバイが前月比2.87ドル値下がりの104.97ドル/バーレル、南方のSLが前月比3.19ドル値上げの109.54ドル/バーレルに価格変動したことにより、JXエネルギーの前月の原油価格(CIF)が2.04ドル/バーレルの値下がりとなり、これを円/リットルに換算すると1.43円/リットルの値下がりとなる。
一方、為替レートが前月比1.58円円安の105.51円/ドルとなり、これを円/リットルに換算すると1.17円/リットルの値上がりとなる。
それらの原油関連コスト小計が0.26円/リットルの値下がりとなり、製品輸入コスト0.21円/リットルを合算すると、コスト合計が0.47円/リットルの値下がりとなる。その小数第2位の四捨五入値が2月のコスト変化0.5円/リットル値下がりとなる。