日刊ニュース

2014.02.07 のニュース

ガソリン在庫200万klに戻る 減販傾向で出荷は低調~輸出が12万klと増加~

ガソリン在庫(1日時)は201万キロリットルで前週に比べ2万キロリットルの増、前年に比べると4万キロリットルの増加となった。26日から2月1日の1週間の生産は106万キロリットルで7万キロリットルの増となった。輸出が12万キロリットルと大幅に増加したこともあり、出荷は92万キロリットルと低調である。輸出は少数が行なわれているが、12万キロリットル(前週はゼロ)で純増となっている。灯油在庫は234万キロリットルで前週に比べ16万キロリットルの減少となり、前年に比べると16万キロリットル増となっているが、前週に比べ減産で対応しており、大幅に在庫調整が進んできた。灯油シーズンが終了に近づきつつあるのと暖冬傾向にあるため、先物は76円/リットルと値下がり傾向をみせている。
 ガソリン在庫は200万キロリットル台に乗せてきた。今までは190万キロリットル割れの低位もあったが、通常ベースの在庫に戻ったことになる。
 ガソリン販売は12月が499万キロリットルで前年同月比で3.2%減となり、500万キロリットルを割ったため先行きの販売動向が心配された。
 1月も減少傾向にあるが、小幅に止まるか、2月は年末年始の反動で減少するため、実勢が注目されている。昨年2月は、前年が閏年であったため大幅な減少となったが、平年ベースでの目安となる。
 ガソリン価格は、ユーザー転嫁が遅れているが、155円以上の高位となっているため節約が浸透しつつあるが、4月からの消費税の増税もあって、安値を底上げる時期に来ている。
 灯油は暖冬となり減販となってきた。12月販売は14%減となっており、増販は期待外れとなってきた。
 これから在庫は調整時期に入り、在庫を減らすことになるが、3月末までは冷え込むこともあるため、販売動向を見ながら、仕入れも難しい時期となってきた。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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