2014.03.27 のニュース
1~3月大口C重油価格決着 LSC重8万3050円 HSC重7万5900円
JX日鉱日石エネルギーは25日、1~3月分の大口向けC重油価格が決着したと発表した。LSC重油は8万3050円/キロリットルで前期(10~12月)の8万0190円に比べ2860円の値上がりとなった。打ち出しに比べると2000円程度下回ったが、予測に比べると、為替などがコスト安となったもの。HSC重油は7万5900円で前期の7万3250円に比べると2650円の値上がりとなった。値上がりの理由は、為替が103円29銭/ドルで、前期に比べると4円19銭の円安に転じたことによるもので、その結果、2900円のコスト増となっている。一方、原油CIF価格は南方物が113ドル/バーレル、中東物が110ドル/バーレルで約1ドルの小幅な値下がりとなっている。
1~3月のLSC重油は、前期に比べ2860円の値上がりとなったが、その内訳は円レートで2950円、国際価格で370円の各プラスとなった。
一方、生産品CIFで130円、直脱品で330円の各マイナスとなり、相殺すると2860円の値上がりとなった。
HSC重油は円レートで2900円、ボンドバンカーで450円のプラスとなったが、生産品CIFで700円のマイナスとなり、相殺すると2650円の値上がりとなる。
LSC重油の8万3050円水準は最高値の9万7480円に次ぐ二番目の高値となる。その後はリーマンショックで急落している。
また、ガソリンの業転が8万円であり、ガソリンよりも高値となっている。
逆にガソリン安が目立ち、元売の業績悪化の要因となっている。