日刊ニュース

2014.07.18 のニュース

WTI反落99.96ドル 2ヵ月ぶりの100ドル割れ

 15日のNYMEXの原油先物相場は、ドル高や需給懸念の後退を背景に売られ、反落した。WTIの8月物は前日比0.95ドル安の99.96ドルと、中心限月として5月9日以来約2ヵ月ぶりに100ドルを割って終了した。9月物は0.95ドル安の99.53ドルで引けた。
 イラクでは内紛が北部にとどまり、南部の油田の生産混乱に対する懸念が後退した。リビアでも、エルシャララ油田の操業再開で産油量が順調に回復し、原油相場の押し下げ要因となった。また、イエレンFRB議長の議会証言を受けて早期利上げ観測が広がったため、外国為替市場ではドルが対ユーロで上昇。これにつれてドル建ての原油に相対的な割高感が生じ、相場は電子取引で一時99.01ドルまで下落し期近物として5月5日以来ほぼ2ヵ月半ぶりの安値をつけた。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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