日刊ニュース

2015.04.27 のニュース

GWのクルマ旅行促進を期す

もうすぐゴールデンウィーク。今年度最初の大型連休商戦に入る。我が石油業界としても、経済活性化・地方創生の盛り上げを図るために、ドライブ旅行の機会拡大を後押して、クルマ利用の促進を図りたい。今GWは、好材料が少なくない。例えば、後半の日並びが良く遠出をしやすく、景気回復による賃上げの動き、そしてガソリン価格の割高感がやや薄れている|などである。
 エネ庁調査による全国平均のレギュラー小売価格を比べてみると、直近20日は約139円。対して、近年のGW時期は2011年∥153円、12年∥154円、13年∥153円、14年∥165円程度。ここ5年間で最もリーズナブルで、10年∥139円の近似値となっている。1年前より㍑26円安い。昨年だと50㍑で8250円だが、今年は同額で59㍑入れられる。仮に燃費12㌔のクルマなら、100㌔以上多く走ることができる。ユーザーからみれば「今年は50㍑7千円で済む」ということにもなるのだが、我々としては「59㍑入れてドライブを長く楽しんでいただきたい」ところだ。
 観光庁調査では、年間旅行量の約4割がGW・お盆、年末年始の時期に集中している。また、日本観光振興協会調査では3~5連休が取得できた場合、「7割が旅行に出かけたい」との意識が示されたデータもあるという。旅行時の交通手段では、マイカー利用が約半分を占める。この傾向は従来からほぼ変わっていない。13年における国内旅行の年間消費額は、「宿泊旅行」が15.4兆円、「日帰り旅行」が4.8兆円の計20.2兆円。うち、最長利用交通機関としてのマイカーによる消費額は「宿泊」4.9兆円、「日帰り」2.3兆円の計7.2兆円にのぼり、「宿泊」の3割強、「日帰り」の5割弱を占めている。これにレンタカーやバスなどを含めれば、「宿泊」の4割強、「日帰り」の6割強にも及ぶ。クルマは間違いなく旅行手段の主役だ。
 今GWは、高速道路の渋滞発生回数も昨シーズンより多いと予測された。渋滞や事故に巻き込まれるのは不本意だが、少しでも快適・安全なドライブを楽しみたいとだれもが思っている。そのニーズに応える機会が目前にある。多様な情報、サービスの提供にSS業界挙げて取り組むことで、クルマ利用の促進につなげたい。

提供元:全国石油商業組合連合会
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