日刊ニュース

2015.10.01 のニュース

ほかほかキャンペで灯油復権

 灯油の需要維持・拡大を目的に、全石連・石油連盟・石油機器メーカーが連携して取り組む「灯油でほかほかキャンペーン2015」がいよいよ10月1日からスタートする。キャンペーンの実施期間は12月7日までの約2ヵ月間だ。キャンペーンを通じて、①灯油の経済性②石油暖房機の安全性・快適性アップ③高い省エネ性能と経済性を誇る高効率石油給湯器エコフィール――を一般消費者にアピールしていく。
 とりわけ今シーズンは電気やガスなどの競合エネルギーに対して、さらに経済性が高まりそうだ。昨シーズン、2014年9月の全国平均価格(店頭)は、原油高・卸高に加え、14年4月からの消費増税によって、㍑107・3円でのシーズンインとなった。その後原油価格の下落で、12月には98・6円と、実に1年5ヵ月ぶりに100円台の水準を下回った。15年2月には82・1円、3月は84・4円と小幅な値上がりで、シーズンアウトを迎えたが、消費者の“灯油は高い”というイメージが徐々に払しょくされつつある。
 そして、15年夏商戦を終え、いよいよ灯油の本格的な需要シーズンに突入する。直近9月24日の価格は80・2円となっており、小幅な値上がり基調で推移しているものの、電気やガスに比べて断トツの経済性を誇っており、今シーズンは、暖房用エネルギーとして“灯油復権”を目指す絶好の機会となろう。各SSにとって、ほかほかキャンペーンはこの絶好の機会を逃さないための一助となるはずだ。
 期間中は、多くの一般消費者をキャンペーンに引きつけるため、新聞広告、インターネット広告、協賛各社ホームページ広報など、様々な媒体を使ったPR作戦が展開されるほか、本紙「ぜんせき」でも9月18日付でA2サイズのキャンペーンポスターを提供させていただいた。ぜひこのポスターをSS店頭の目立つところに掲示して、石油業界一丸となって取り組むキャンペーンの存在を知ってもらい、多くのお客様にキャンペーンに応募していただくよう、声掛けを励行してほしい。今回も最新の石油暖房機器や名産グルメなど多数の商品が用意されている。
 年々盛り上がりをみせる「灯油でほかほかキャンペ」に相乗りする形で、独自のキャンペーンを展開するSSも増えている。各SSの創意工夫を発揮し、灯油需要の盛り上げとSSの活性化を進めてほしい。

提供元:全国石油商業組合連合会
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