2012.02.03 のニュース
石油統計速報によると12月のガソリン販売は530万KLで前年同月比で1.4%の増加、軽油は296万KLで2%の減少となった。ガソリンの12月販売は夏場の8月の545万KLに次ぐ需要期であり、前年比でプラスとなった。12月から東北地方の高速道路の無料化が実施となったことも増加要因としてあげられる。だが、4月~12月の累計では3.2%減、平成23年の年間では5676万KLで2.8%減となっており、今後もマイナスが続く。
(提供元:日刊石油タイムズ)
31日のWTI3月限は前日の98.78ドル/バーレルより続落し、0.30ドル値下がりの98.48ドルとなり、3営業日続けての下落となったが、98ドル台を維持している。 中東産3月限は前日より小幅値下がりして、109ドル台前後に収まった。 WTIと中東産との3月限の価格差は前日と横ばいの10ドル台後半となった。 ブレントの2月限は前日より小幅値上がりして、110ドル台前半に乗せてきた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリン一部で下落傾向 143円相場に陰り ~販売の伸び悩みが影響か~
原油価格は、中東産が110ドル前後の高値であるが、横ばいで推移している。イランの核問題で、アメリカが禁輸措置を打ち出し、緊迫したムードから原油価格が値上がりするとの見方が広まった。イランが対抗手段でホルムズ海峡を封鎖するとしており、これが現実周辺の産油国も輸出ができなくなるため、原油供給に世界的な混乱を招くことになるが、具体的な行動に発展していないことと、欧米の経済活動が低調であることで相殺された。日本の対応も原油の輸入を規制する方針を打ち出すことはできず、各社に委ねている。
(提供元:日刊石油タイムズ)