2012.02.16 のニュース
製油所、海、陸、SS。ガソリンなど石油製品の物流の流れは、一部に製油所直送があり海が省かれるものの、一般的にはこの順序・ルートで製品がSSに届く。価格面でも、その経費見合いで、下流に行くほど価格が上がる。距離によって異なるが、製油所とSS間の値差は大雑把に3円内、海と陸との格差は通常1円強という。 ところがガソリンの近況は、最安値が陸であり、その結果、SS届けもそれに準じて割安になっている。しかも丸1ヵ月そうした近況にある。陸上が割安な症状となる理由は、通常は売れ行き不振という解説がされる。石油商社や陸送事業者が、この逆ザヤを負担する訳がないから、元売の懐を毀損しているのだろう。
(提供元:ぜんせき)
13日のWTI3月限は前週末の98.67ドル/バーレルより大幅反発し、2.24ドル値上がりの100.91ドルとなり、1月19日以来の100ドル台となり、好スタートを切った。 中東産の4月限は前週末より値上がりして、116ドル台前後に乗せてきた。 WTIと中東産との4月限の価格差は前週末より縮小して14ドル台後半となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)
元売灯油在庫調整に入る 不足すれば輸入で対応 ~冷え込み続くが見通し難~
各地で例年以上の厳しい冷え込みが続き、灯油の荷動きが一段と活発化しており、在庫が減少してきた。 当初、シーズン前は大幅な増販を期待していたが、シーズンインになると小幅な増販にしかならなかった。2月に入っても先物が68円/L、業転市況が70円を維持していたが、ここへきて原油価格が値上がり傾向となり、状況が一変しそうである。 ガソリン在庫が206万KLと、これも200万KL割れ寸前と減少しているが、需給は安定している。
(提供元:日刊石油タイムズ)