日刊ニュース

2010.08.10 のニュース

原油上昇、仕切値上げも 先物のガソリン、灯油は55円に

原油価格(WTI)は、7月中は71~79ドル/バーレル台で推移していたが、8月2日には81ドル台へ大幅な値上がりとなり、3日には83ドル台を小幅に変動し、高値水準を保っている。
 東京工業品取引所の先物も、ガソリン、灯油ともに55円/L(7月末は52~3円)へと値上がりをみせている。
 為替は85~6円/ドルと円高で推移しているため、円への換算では、コストアップは調整されているが、中東産原油も78ドル台へと値上がりをみせている。WTIに比べると、ドバイは割安となっている。
 灯油は、在庫が低水準であるため、不需要期でも堅調であり、ガソリンと同値を保っている。
 ガソリンの業転市況は、海上高の陸上高で推移しているが、投工取の先物が値上がりしてきたため、業転の値動きも注目される。
 仕切価格は、このところ値下がりが続いていたが、こうした状況からみると、今後は値上がりが見込まれそうである。

ユーザーID:
パスワード:
ログインする
e-BISTRADE