日刊ニュース

2010.08.16 のニュース

先物のガソリンが下落 業転、末端市況への影響が心配

原油価格は、WTIが80ドル/バーレル割れの78ドルヘと急落、為替は85円/ドルの円高に転じたことで、東京工業品取引所の先物市況は、12日には先行して下落した。
 ガソリン、灯油は51~2円/L、原油が40円と急落している。10日のガソリン、灯油は、ともに54円程度で推移していたのに比べると、一気に3円程度の下落である。
 ガソリンの先物市況は、原油の市況に直ちに影響されるため、変動が大幅である。原油価格は8月に入ってから80~85ドルと値上がりしていたため、ここにきての原油の下落は、ガソリンの夏場商戦への影響も心配される。
 石油情報センター調査(9日現在)のガソリン市況は133.9円で、前週に比べ、わずか0.2円の値下がりとなっているが、下げ止めが見込まれていたもの。しかし、原油の下落と為替の円高で、先物が急落すると、業転市況、末端市況に連動することが心配される。
 原油価格の見通しは難しいが、8月に入って80ドル台を維持していたものの、78ドルに下落したため、今後の値動きが注目される。

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