2010.08.31 のニュース
ガソリン、灯油は49円 中東産原油も70ドル台維持で安定
東京工業品取引所の先物市場は、ガソリンと灯油が49円/L台、原油は39円台、軽油が50円台という状況で、安定して推移している。
8月下旬の原油価格は、WTIでは71~73ドル/バーレル、中東産が70~71ドルとなっており、8月上旬、中旬に比べると下落しているが、70ドル台でやや落ち着きをみせている。
原油価格の下落は、米国株価の値下がり、欧州の景気懸念などが反映しているが、産油国の予測である70ドル台を維持しているため、産消双方とも動揺はない。
元売サイドは、為替が84円/ドル台となり、円高と原油の下落が重なったことで、末端市況の値下がりを心配したが、市況は大きく値崩れすることなく推移しているため、今のところはコスト安のメリットを享受していることになる。