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元売、業者マージン確保　ガソリン増販、市況維持　－輸出好調で需給も安定－

９月に入っても猛暑が続き、ガソリン販売は好調であり、市況も維持されているため、元売、販売業者ともマージンは確保できそうである。このため、元売の上期業績は利益計上が見込まれている。原油価格はＷＴＩで７３～７４ドル／バーレル、中東産もほぼ同値で推移しており、４月の８４～８５ドルに比べると下落している。為替は４月が９５円／ドルであったが、足元は８４円と円高で推移しているため、コスト安となっている。ただ、原油がさらに下落すると在庫評価損が発生するため、決算の利益は縮小するが真水では黒字となる。本来の石油事業でようやく黒字が見込まれるようになった。製品需給もバランスを保ち、製品輸出も増加しているため、在庫の水準も低位である。