2013.05.07 のニュース
WTI反落93・46ドル 欧米の経済指標悪化で需要懸念
30日のWTI6月限は前日の94.50㌦/バーレルより反落し、終値は1.04㌦値下がりの93.46に収まった。
WTIの先物相場は、7月限が93.68㌦、8月限が93.67㌦、9月限が93.41㌦、10月限が93.00㌦、11月限が92.55㌦、12月限が92.11㌦で取引を終えた。
中西部地区の製造業の景況感を示す4月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が、景気の拡大と縮小の境目の水準値50を3年半ぶりに下回った。
また、欧州連合(EU)統計局が発表した3月のユーロ圏の失業率は1995年以降で最悪水準を更新した。
これ受けて、世界景気の低迷懸念が広まり、原油需要が伸び悩むとの懸念から売りが一気に優勢となった。
さらに、翌5月1日発表のエネルギー省の石油在庫統計を前に、原油需給緩和を警戒した売りも出た。