2010.09.27 のニュース
中東産上げで76ドル台 NYMEX反落73.52ドル
21日の中東産原油11月限は、1ドル/バーレル以内の値下がりで75ドル台から76ドル台へと値上がりし、WTIとの価格差をさらに拡げ、2ドル以上も上回る高値となっている。
一方、NYMEXのWTI10月限は納会日で、1.34ドルの大幅な値下がりで74.86ドルから73.52ドルとなり、再び73ドル台まで反落した。
米国では、連邦公開市場委員会が声明で、景気回復ベースの鈍化懸念を示唆、ゼロ金利政策を継続し、「必要なら追加緩和を行う用意がある」との方針を表明した。
これを受けて、景気の先行きに対する悲観的な見方が拡がり、売りが優勢となり、約3週間ぶりの安値となっている。
なお、ブレントの10月限は1ドル以内の値下がりで78ドル台となったが、WTIや中東産を大幅に上回っている。