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ＷＴＩ急騰８０ドル寸前　中東産も上げで７７ドル台

　３０日のＷＴ１１月限は、大幅に続伸して、８０ドルに迫る７９．９７ドル／バーレルとなった。前日には１．６８ドルも値上がりしていたが、３０日には、さらに２．１１ドルの大幅な値上がりとなっている。
　８０ドル寸前まで値上がりし、８月１１日以来の高値に急騰しているが、先物の１２月限は８０．９５ドル、１月限が８１．８１ドルとなり、８０ドルを超えている。
　朝方発表された米国新規失業保険申請件数が前週比１．６万件マイナスとなり、市場の予想を上回る減少幅となったことで、原油相場は買いが優勢となった。
　また、第２四半期の米実質国内総生産確定値が、前月の発表値から上方修正されたことなど、ー連の米経済指標により、景気鈍化の懸念が後退したことも後押しした。　　
　なお、中東産原油も１ドル以上の値上がりとなり、７７ドル台となっているが、先物は７８ドルを超えている。ブレントの１０月限も大幅な続伸で８１ドル台となり、ＷＴＩを上回る高値を続けている。