2014.05.23 のニュース
ガソリン出荷90万klへ~連休商戦明けで低調~
在庫は200万klを割る低位石連週報によるガソリン在庫(17日時点)は、196万キロリットルで前週に比べると6万キロリットルの減となった。200万キロリットルを割っており、前年に比べると32万キロリットルの減となっている。11~17日の生産は90万キロリットルで8万キロリットルの減産、輸出が6万キロリットルであるが、出荷は90万キロリットルと前週の100万キロリットルに比べると10万キロリットルの減となっている。連休商戦明けで減販となっているが、5月に入って落ち込みが大きい。灯油は149万キロリットルで前週の横ばいとなっているが、前年に比べると15万キロリットルの減となっている。軽油在庫は173万キロリットルで前週に比べ2万キロリットルの減となり、前年に比べても39万キロリットルの減となっている。
11~17日の1週間の原油処理量は、323万キロリットルで44万キロリットルの減となり、トッパー稼働率は73.6%(前週83.5%)で9.9ポイントの減となった。トッパーの定期修理に入ったが減産で稼働率は低位となっている。
ガソリンの1週間の出荷は90万キロリットルとなり、減販傾向を強めている。前週は連休中であり100万キロリットルと戻したが、再び減販となりそうである。
製品輸出はジェット燃料が15万キロリットル(前週は16万キロリットル)、軽油が10万キロリットル(5万キロリットル)で計25万キロリットル(21万キロリットル)となっている。
灯油在庫は149万キロリットルで前週の横ばいであるが、不需要期に入っているため荷動きは鈍い。
5~6月は、この水準で推移することになり、市況は値下がりしており、先物も灯油は78円/リットル、ガソリンは83~84円となり、その価格差は5~6円となり、「ガソリン高の灯油安」の体系となっている。
夏場に入ればガソリンが需要期に入るため、市況対策が本格化することになる。