日刊ニュース

2010.11.19 のニュース

WTI続落82.34ドル 大幅下落で中東産を下回る

16日のWTI12月限は、前日より大幅な急落で82.34ドル/バーレルとなった。前日はほぼ横ばいで、下げ止まりかと思われたが、2.52ドルの値下がりとなり、中東産より低い水準となった。4営業日で5.47ドルの大幅値下がりとなっている。
 中東産原油の1月限は、3営業日の続落となったが、小幅な値下がりにとどまったため、84ドル台を維持しており、WTIを上回る水準となった。
 WTIは、欧州の債務危機が深刻化したこと、および中国での早期追加利上げ観測から、世界的な景気先行き不安が再燃した。さらに、ユーロでのドル高進行でも相場を下押しし、原油相場は売りが優勢となり、2週間ぶりの安値となった。
 なお、ブレントの12月限も大幅な値下がりで84ドル台となったが、依然としてWTIを上回る高価水準を続けている。

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