2011.01.07 のニュース
大雪で供給面に支障 道路閉鎖、ローリーも輸送難
日本海側(中国地方)の大雪で被害が出た。道路が寸断され、車が立ち往生、部落が孤立するなど、ガソリン、灯油の安定供給に支障が生じたのと、電気、水道が止まり日常生活に影響が出た。
農業では、温室が崩壊して作物に被害が出た。漁舶も転覆して漁ができず、農業、漁業に影響が出た。暖房用灯油、漁業用のA重油は販売減となる。今後は農産物の高騰が心配されている。
寒波の到来で灯油などの増販が期待されたが、大雪で供給面で被害が出ることになると、ローリー輸送にも支障が生じ、ユーザーヘの供給が難しくなり、増販どころではない。道路が閉鎖されれば、車が走行できず、ガソリンは減販となる。
このような災害が発生するとガソリン、灯油などの石油製品の大切さ、安定供給の重要性が求められる。石油のサプライチェーンの確保が重要視されているが、一方では、SSの減少が加速している。最近ではSSの過疎化、離島問題が発生しているが、石油製品の安定供給にはSSの確保が大切かを再認識することが求められている。