日刊ニュース

2011.01.17 のニュース

中東産 94ドル前後に急騰 WTI続伸も91ドル台を推移

 12日のシンガポールマーケット中東産原油3月限は、1ドル以上の大幅な値上がりとなり、94ドル/バーレル前後となった。年明け早々90ドルを突破してからは、91ドル前後を小幅な値動きで上下していたが、2日連続で3ドル以上続伸した。
 WTIの2月限は、3日連続で4ドル弱の値上がりとなっているが、12日は小幅な0.75ドルの値上がりにとどまったため、2日連続で91.86ドルとなった。
 WTIは、米国エネルギー情報局が発表した在庫統計で、原油が前週比215万バーレル減となり、予想を大幅に上回ったことが、需給逼迫観測を生み、原油相場に買いが入った。
 また、事前に警戒感を持たれていたポルトガルの国債入札が無事に終了したことで、為替相場では対ドルでユーロ高が進み、ドル建ての原油に割安感が生じたことも相場を下支えした。
 なお、ブレントの2月限は1ドル以上の値上がりで98ドル台となり、WTIや中東産を上回る高価を続け独歩高の様相となっている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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