2010.07.12 のニュース
WTI反発74.07ドル 中東産は反落で70ドルを割る
7日のWTI8月限は反発して74.07ドル/バーレルとなった。7営業日ぶりに上昇し、2.09ドルの大幅な値上がりとなり、1週間前の水準に戻っている。
米国原油在庫の減少予測や、米国の株価が値上がりしたことを背景に、原油相場は急反発した。また、メキシコ湾岸の米国石油生産施設では、前週、ハリケーン「アレックス」の影響を受け、一部で生産が止まったため、石油在庫が減少するとの観測が高まった。
これを受けて、エネルギー需給緩和観測が後退したことが買いにつながった。また、米国の株価が米国金融大手の堅調な業績予想を好感して、一時、急伸したことも原油相場の支援材料となった。
なお、中東産原油の9月限は1ドル以内の値下がりで70ドルを割り69ドル台に、ブレントの8月限は小幅な値上がりで73ドル台となっている。