2010.07.26 のニュース
WTI反落76.56ドル 中東産は上げも73ドル台
21日のWTI8月限は反落して76.56ドル/バーレルとなった。19日と20日に2日連続の値上がりで、76ドル台から77.44ドルまで上昇していたが、0.88ドルの値下がりで76ドル台となっている。
米国の経済指標とは反対に、企業決算が意外にも良好であり、投資家心理も改善したことから、朝方は堅調に推移していた。
しかし、EIA(国際エネルギー機関)週報が、原油、ガソリン、ディスティレートともに市場予想に反して、在庫の積み増しを示す結果であったことから、流れは反転し、市場は一斉に失望売りで反応した。
バーナキンFRB議長が議会証言で、国内経済への懸念を示したことも、市況の下落材料となった。
なお、中東産原油の9月限は1ドル以内の小幅な続伸も73ドル台にとどまった。ブレントの8月限は小幅な値下がりで75ドル台となっている。