2010.07.27 のニュース
WTI反発79.30ドル 中東産は下げで72ドル台
22日のNYMEX・WTI8月限は反発して79.30ドル/バーレルとなった。前日は0.88ドルの値下がりで76.56ドルまで下落していたが、2.74ドルの大幅な値上がりで80ドルに接近、5月5日の79.97ドルに迫る高値となっている。
バハマで発生した熱帯低気圧が、米国の石油生産施設が集積するメキシコ湾を通過するとの予報を受けて、前日の米原油在庫増を嫌気した売りから一転、需給緩和予想の後退から、買い戻しが進んだ。
また、米国の一部主要企業の好決算を背景とする株価の上昇に加え、5月のユーロ圏鉱工業受注の大幅な伸長による同地域の楽観的な先行き見通しから、ユーロ買い、ドル売りの動きが活発化したことも相場を支援した。
なお、中東産原油の9月限は1ドル以上の大幅な値下がりで72ドル台となり、WTIとは7ドル差となった。ブレントの8月限は1ドル以上の大幅な値上がりで77ドル台となっている。