2010.07.30 のニュース
WTI下落77.50ドル 中東産は上げで74ドル台
NYMEX・WTI9月限は値下がりして77.50ドル/バーレルとなった。前週末の23日は79.30ドルから0.32ドルの小幅な値下がりとなり、26日はその横ばいとなっていたが、27日は1.48ドルの大幅な値下がりとなっている。
28日に発表予定の米国週間在庫統計で、熱帯低気圧「ポニー」の接近による原油生産施設の操業停止を背景に、原油の在庫が減少するとの市場予想を受け、原油相場は一時80ドル目前まで上昇した。
しかし、その後、米国の調査機関が発表した7月の米消費者景気回復信頼度数が、5ヵ月ぶりの水準に低下したことを受けて、景況感が悪化したことから売りが優勢に転じて、原油相場は下落に転じた。
なお、中東産原油の9月限は1ドル未満の値上がりで 74ドル台となり、WTIとは 前日の約5ドル差から約3ドル差に縮小した。ブレントの8月限は1ドル以上の大幅な値下がりとなり、76ドル台となっている。