2010.08.02 のニュース
定修明けで処理増 製品輸出で供給増を回避 -業転市場への玉放出はなし-
石油各社は定期修理が明け、処理増となるが、供給増を避けるため、ジェット燃料、軽油の製品輸出増を重点に取組む。両油種で1週間に40~50万KLの輸出を実施しており、6月の約30万KLに比べ増加している。ガソリン、灯油も少量であるが輸出しており、国内の製品需給を調整する役割を果たしている。7~9月になると原油処理はアップするが、前年に比べると3~5%減産で対応することになっている。だが、国内の販売減を輸出増でカバーする体制で臨むことになる。今のところ低在庫で推移しているため業転市場への玉の出回りは少ない。