2010.08.03 のニュース
WTI反発78.36ドル 中東産上げも73ドル台
29日のWTI9月限は、反発して78.36ドル/バーレルとなった。前週末22日の79.30ドルという高値から、その後は値下がり、横ばいが続いてきたが、29日には前日より1.37ドルの大幅な値上がりとなっている。
欧州経済指標の改善や、月末要因によるユーロ需要の増加を受けて、ユーロが対ドルで上伸し、ドル建てで取引される原油相場に割
安感が生じたため、買いが活発化した。
また、最新週の米国失業保険申請件数が、市場予想よりも良好な内容で、雇用情勢の改善が示唆され、景気回復に伴うエネルギー需要増への期待が高まったことも買いを後押しし、3日ぶりに値上がりに転じた。
なお、中東産原油の9月限は小幅な値上がりも73ドル台にとどまり、WTIとは約5ドル差に拡大した。ブレントの8月限は1ドル以上の大幅値上がりで78ドル台となっている。