2010.08.12 のニュース
WTI反発81.48ドル 地政学的緊張、ハリケーン懸念で
9日のWTI9月限は、反発して81.48ドル/バーレルとなり、3ヵ月ぶりの高値水準を維持している。前週末の6日より0.78ドルの小幅な値上がりも、5月4日以来の高値が続いている。10月限は81.95ドル、11月限が82.56ドルとなり、先高となっている。
米ドルがユーロに対して上伸したことに圧迫された一方で、堅調な欧米株価や、北朝鮮、イランをめぐる地政学的な緊張の高まりが、買いの材料となった。
加えて、バハマ諸島にある低気圧が、熱帯低気圧に変わるとの予測も、メキシコ湾岸に集積する米国石油生産施設への影響を懸念した買いを誘った。
なお、中東産原油は、シンガポール市場の独立記念日による休場、ブレントの9月限は小幅な値上がりで81ドル台となっている。