日刊ニュース

2010.08.13 のニュース

ガソリン旧盆商戦ヤマ場 HC、量販店は底上げも 調査価格133.9円で20銭下げ

ガソリン市況はHC、量販店の安値物が120円/L割れから121円/L台に底上げされているが、カード割引きなどは120円割れとなっている。旧盆商戦の最中であるため、これから最大のヤマ場を迎える。街道沿いSSは125~6円となっており、販売業者も市況維持に努めることになる。都市部は130円台を維持しているが、原油価格がWTIで80ドル台に乗せていることもあり、下げ止めから値上げに転じる動きも出てきた。石油情報センターの週動向調査(9日時点)は133円90銭となり、前週に比べ20銭の値下がりとなった。わずか20銭だが、11週間連続しての値下がりとなった。
 ガソリンの市況は、8月に入っても小幅な値下がりが続いているが、旧盆商戦のため、各SSも増販キャンペーンを展開していることから、市況維持が精一杯というところである。
 一部では、市況立て直しに取組み、安値物を底上げする動きも出たが、他方では、価格競争が展開されているため、相殺される結果となっている。そのため、地域差が生じているが、大きく値崩れすることはないようである。
 ガソリンの販売数量は、猛暑のため好調で推移しているが、大幅な増加は望めず、微増であれば良しとすべきである。
 旧盆で、自動車の利用が増加、高速道路は混雑しているが、小型車、省燃費車が主力であるため、1台当たりのガソリン消費量は少ない。
 しかし、猛暑でクーラーの使用が増加するため、ガソリンの消費量は増加するが、最大のヤマ場である14日(土)、15日(日)の天気次第で販売数量は大きく変わる。
 最近は、夏休みも分散しているため、8月末までは増販が見込まれるが、安値で増販を狙うよりも、適正マージンを確保することが重要である。

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