日刊ニュース

2010.08.18 のニュース

ガソリン旧盆商戦は終了 減産効果で需給バランス保つ -末端は市況維持で推移-

ガソリンの旧盆商戦は、大きく値崩れすることなく終わった。猛暑でガソリン販売は好調となり、加えて高速道路料金の割引きの効果もあり車の利用も増加した。ガソリン市況は、石油情報センター調査では、平均で134円/Lとなっている。連続11週の値下げとなったが、小幅であり市況は維持された。都市部では130円台を維持しており、街道沿いSSでは125~8円となったが、安値も120円台を維持している。原油価格はWTIで80ドルを割り75ドルと値下がりしたが、中東原油は値下がりが遅れており、業転市況の値下がりが遅れた。そのため末端市況も維持されているが、今後の中東原油価格の動向が注目されるところである。元売の精製マージンは4~6月は改善されて黒字となったが、7~8月も黒字を維持できそうである。需給バランスを保つため減産と製品輸出増で対応、低在庫で推移していることが功を奏している。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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