2010.08.25 のニュース
WTI続落73.46ドル 中東産も下げで72ドル台
20日のWTI9月限は、続落して73.43ドル/バーレルとなった。18日からの3日間連続で2.31ドルの値下がりとなり、前日の74.43ドルより0.97ドルの値下がりとなっている。
NYMEXの原油先物は、一時73.19ドルまで値下がりし、7月7日以来の安値を付ける場面もあったが、73ドル台後半まで、やや持ち直した。
米国労働省が19日に発表した、14日に終わった1週間の新規失業保険申請件数は増加し、昨年11月以来の高水準を記録した。
また、米エネルギー省(DOE)が18日に発表した13日終了週の在庫統計によると、原油と燃料油を合わせた在庫は1990年以来の高水準に増加したことを受けて、相場は値下がりした。
なお、中東産原油の10月限は1ドル以上の値上がりで72ドルとなり、WTIに接近していた差はやや拡大した。また、ブレントの9月限も1ドル以上の値下がりで73ドル台となっている。