2010.09.15 のニュース
WTI76ドル台へ急騰 前日比2.20ドルの大幅上げ
10日のWTI10月限は、急騰して76.45ドル/バーレルとなった。前日より2.20ドルの大幅な値上がりとなっている。前週末3日からの4営業日は、1ドル以内の小幅な変動で、74ドル台を上下していたが、10日には一気に76ドル台まで上昇した。
NYMEXの原油相場は、一時は76.59ドルという、日中取引では8月17日以来の高値となっていたが、カナダ産原油を米国中西部の製油所に輸送するパイプラインが、原油流出のため稼動を停止したことを手掛かりに買いが集中した。
カナダのエンブリッジエナジーパートナーズは、輸送能力の日量67万バーレルのパイプライン稼働を停止したもので、米エネルギー省によると、カナダが6月には日量220万バーレルの原油を米国に輸出している。
なお、中東進原油のシンガポール市場は休、ブレントの10月限は1ドル以内の小幅な値下がりも78ドル台にとどまっている。