2010.09.17 のニュース
需給安定でマージン確保 9月上旬も猛暑続く -ガソリン販売は好調-
原油価格はWTIで76~77ドル/バーレル台で推移し、為替が83円/ドルと円高に転じているが、東工取の先物もガソリンは50円/L、灯油は51円、原油は39円程度で安定して推移している。ガソリンの末端市況は小幅な値下がりをみせているが、安定している。ガソリンなどの精製マージンは10円程度を確保しており、まずまずの水準である。製品需給もガソリンの夏場商戦は終了したが、9月になっても猛暑が続いているため、販売は好調である。猛暑で電力用のC重油も計画に比べると販売増となり、中間留分の輸出も好調であるため、製品需給は安定している。これから、ガソリン販売は落ち込む時期となるため、市況維持が心配されるが、大きく値崩れすることはないようである。