日刊ニュース

2010.09.21 のニュース

WTI続落76.02ドル 中東産は上げで同水準に

15日のWTI10月限は、続落して76.02ドル/バーレルとなった。13日は続伸で77ドル台まで値上がりし、約1ヵ月ぶりの高値となっていたが、14日には値下がりに転じ、15日は前日より0.78ドルの値下がりとなっている。
 それに対し、中東産原油は小幅な値上がりで76ドル台となり、WTIとほぼ同値となった。9日には中東産が1ドル強も上回っていたが、その後はWTIの大幅な値上がりで逆転していた。
 朝方は、カナダのパイプライン運営会社エンブリッジの事故で、早期に操業を開始すると前日に発表したことが売り圧力となり、一時74ドル台まで下落した。
 さらに、日本政府・日銀による円売り介入を受けたドルの上昇も、ドル建て取引商品の割高感を強め、相場の上昇を抑えた。
 しかし、エネルギー情報局(EIA)発表の米国週間在庫統計では、原油、ガソリン、中間留分ともに取り崩しとなったため、見直し買いが入り、相場は下げ幅を縮小した。
 なお、ブレントの10月限は1ドル以内の値下がりも78ドル台という高値を維持している。

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