2010.09.22 のニュース
中東産76ドル台WTI超え NYMEXは続落74.57ドル
16日の中東産原油11月限は1ドル/バーレル以内の小幅な値上がりとなり、76ドル台にとどまったが、WTIが大幅に値下がりしたことで、再びWTIを上回る高値となった。
一方、NYMEX・WTI10月限は、続落して74.57ドルとなった。前日より1.45ドルの値下がりとなっている。今週の14日からの3日連続の値下がりとなっている。
米国労働省が発表した8月の卸売物価指数が前月比0.4%上昇し、2ヵ月連続のプラスとなったほか、最新週の米新規失業保険申請件数がマイナス3千件の45万件となり、低水準にとどまったことが、原油相場の前半を下支えした。
しかし後半は、クッシングの原油在庫水準が前週規模を上回ったという情報や、カナダ・パイプライン会社エンブリッジが17日に操業開始の見通しとなったことを受けて、売りが優勢の展開となった。
なお、ブレントの10月限は1ドル以内の小幅な値上がりとなったものの79ドル台となり、WTIを大幅に上回っている。