2010.10.08 のニュース
WTI反発82.82ドル 中東産は上げで80ドル台
5日のWTI11月限は、反発して82.82ドル/バーレルとなった。前日は小幅な反落も81ドル台にとどまっていたが、5日には1.35ドルの大幅な値上がりとなり、8月3日の82.55ドルを超える高値となっただけでなく、5月4日82.74ドルをも上回る高価となった。
日銀による実質ゼロ金利政策の導入を受けて、世界的な景気の減速に歯止めが掛かるとの見方が拡がり、株式や原油などに資金が流入した。
また、米国テキサス州内の製油所への原油出荷を担うヒューストン水路遮断による供給逼迫懸念や、フランス最大の石油港・フォスラベラ港のストによるガソリン価格上伸も支援材料となった。
なお、中東産原油の12月限は小幅な値上がりで80ドルを超えた。ブレントの11月限は横ばいで84ドル台を維持している。