2010.10.12 のニュース
WTI続伸83.23ドル 中東産も上げで81ドル台
6日のWTI11月限は、続伸して83.23ドル/バーレルとなった。前日は1ドル以上の大幅な値上がりで82.82ドルとなっていたが、さらに0.41ドルの値上がりとなり、5月4日の82.74ドルをも上回る高値となった。
米国エネルギー情報局(EIA)の週報で、原油の在庫が前週比310万バーレル増となった一方、ガソリン、中間留分がそれぞれ260万バーレル減、110万バーレル減となり、事前の予想を上回る取り崩しを記録し、石油製品需要増の期待から、原油相場は買いが優勢となった。
また、米国の追加金融緩和の観測によるドル売りと、フランス最大の原油取引港であるフォスラベラ港のスト長期化も、買いを後押しした。
なお、中東産原油の12月限は1ドル以上の値上がりで85ドル台となっている。