日刊ニュース

2010.10.13 のニュース

今冬の相場づくりへ 原油高騰で難しい状況に

販売業者は、今シーズンの灯油相場づくりに、これから取り組むことになるが、原油価格が80ドル/バーレル台に高騰しているため難しい状況にある。
 石油情報センターの週動向調査(4日現在)によると、SS店頭価格は77.3円/L、配達価格が83.6円となり、18Lでは店頭が約1400円、配達は約1500円となっている。
 東京のSS店頭が1478円、配達は1612円となっているが、荷動きが始まるのは11月ごろになるため、足元の原油価格をみながら、相場づくりに取り組むことになる。
先物では53~4円、業転市況で53円、東石商調査の9月末仕切価格(平均)は58円、業転が54円となっている。販売業者のマージンは15円以上を確保したいところである。
 在庫は低水準であるため、業転も堅調であることから、シーズン入り寸前で、安値でシェアを拡大する動きは出ないとみられている。
 SSでも灯油を目玉で扱うケースも予想されるが、原油が上昇しているため、様子をみて相場づくりをしないと赤字となる。

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