2010.10.18 のニュース
WTI反発83.01ドル 中東産も大幅上げ81ドル台
13日のWTI11月限は、反発して83.01/バーレルとなった。今週は2日連続の値下がりで81.67ドルまで下落していたが、13日には1.34ドルの大幅な値上がりとなり、再び83ドル台まで上昇した。
また、中東産原油の12月限も、1ドル以上の大幅な値上がりで81ドル台まで急騰した。前週7日にはWTIを上回っていたが、その後は急落し、2ドル前後の差を保っている。
中国の、9月の原油輸入量が、前年同月比35%上昇し、過去最高を記録した。また、米国金融当局による追加緩和政策の観測を受けたドル安基調の継続で、原油などの実物資産への資金シフトが加速した。
さらに、フランスの主要石油港フォスラベラ港のスト続行で、稼働停止に陥る製油所が増加したことも強材料となり、1週間ぶりの高値となった。
なお、ブレントの11月限も1ドル以上値上がりし、83ドル台から再び84ドル台となり、WTIを上回る高値を続けている。