2014.05.20 のニュース
WTI反落101.50ドル 4日ぶりの反落
15日のNYMEXの原油先物相場は、国内原油在庫の積み上がりを嫌気した売りなどに圧迫され、4営業日ぶりに反落した。WTIの中心限月6月物は、前日終値比0.87ドル安の101.50ドルで終了した。7月物は0.61ドル安の101.13ドルで引けた。
米エネルギー情報局(EIA)が前日公表した在庫週報によると、原油在庫は90万バーレル増の3億9850万バーレルに拡大したことから、これに着目した売りが台頭し、朝方にかけて102ドル近辺を弱含みに推移した。
また、米経済指標は、週間新規失業保険申請件数が7年ぶりの低水準に改善したほか、5月のニューヨーク州製造業景況指数が3年11カ月ぶりの高水準となるなど、堅調な内容が目立った。ただ、買い戻しの動きは限定的で、午前中はじりじりと下落。リビアの主要油田の一つが稼働を再開したとの報も相場の重しとなった。