日刊ニュース

2014.05.21 のニュース

WTI反発102.02ドル ウクライナ情勢の緊迫で

 週末16日のNYMEXの原油先物相場は、ウクライナ情勢をめぐる懸念や良好な米経済指標を受け、反発した。WTIの中心限月6月物は前日終値比0.52ドル高の102.02ドルで終了した。7月物は0.45ドル高の101.58ドルで引けた。
 原油相場は、時間外取引中に売り買いが交錯した後、プラス圏で寄り付いた。ウクライナでは25日に大統領選挙を控えているものの、東部で暫定政権と親ロシア派の衝突が続いている。米欧は、ロシアが選挙に干渉した場合、制裁を強化する見通しで、ウクライナ経由のロシア産の天然ガスや原油の供給が減るとの警戒感が広がり、原油買いの流れを後押しした。
 また、4月の米国の住宅着工件数が、前月比で大幅増となった一方、ミシガン大学が発表した5月の消費者景況感指数が前月比低下し、予想も下回った。米経済指標が強弱入り交じる内容だったため、原油相場の反応は限定的であった。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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