日刊ニュース

2010.10.26 のニュース

WTI反落80.56ドル 中東産は急騰で80ドル台

21日のWTIは12月限となり、反落して80.56ドル/バーレルとなった。12月限は、前日には急騰して82.54ドルまで2.38ドルも大幅に値上がりしていたが、21日には1.98ドルの大幅な値下がりとなり、80ドル台まで下落していた。
 一方、中東産原油の12月限は、1ドル以上の大幅な値上がりとなり、80ドルを超えて、WTIと同水準となっている。
 WTIは、中国の人民統計局が、同日発表した2010年第3四半期の実質GDPが、前年同期比9.6%増となり、伸び率は4期ぶりにー桁に減速したことから、米国と並ぶエネルギー消費大国である中国の成長鈍化に売りが誘われた。
 それに加えて、対ユー口の米ドル復調をきっかけに、原油相場は割高感を嫌気した売り圧力が台頭し、下げ足を速めた。
 なお、ブレントの11月限は1ドル以内の値下がりも、81ドル台維持し、依然としてWTIを上回る高値を続けている。

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